どうもおーむらです、0からはじめるFX講座も第5回目ということで、
だいぶFXに関する基本知識はついてきたのではないでしょうか?
今回はいよいよ私が実際に使っている手法を公開しようと思います!
今回あなたにご紹介する手法は、私がFXを勉強し始めた時にはじめて学んだ手法なのですが、
FXを0から学び始めて3ヶ月目で月利30%を出すことに成功した手法です。
ですので、あなたもしっかりと記事の内容を理解すれば、全くの0からの状態だとしても数ヶ月目でいきなり月利数十%は狙えるような内容となっています。
ただし、今までの講座内容がしっかりと理解できている前提でお話を進めていくので、
もし基礎知識が怪しいのであれば講座内容を見直してみて下さい↓。
【0からはじめるFX講座一覧】
第1回
0からはじめるFX講座①~FXとは?わかりやすくFXの全体像を解説!~
第2回
0からはじめるFX講座②~FXに関する基本知識をわかりやすく解説!~
また、とりあえず口座開設をしたい!という方はこちらからどうぞ↓
この記事の目次
FXの手法に対するマインド
手法を公開するとは言っても、世の中にFXの手法は腐るほどあります。
インジケーターを色々組み合わせて判断したり、チャートの形だけで判断したりと様々ですが、初心者の方は正直どの手法を使えばいいか結構迷う方が多いんですよね。
今の時代ネットで検索すればいくらでも手法は出てきますが、
どの手法が自分に合っているかが分からず、結局手法だけを追い求めてしまう手法マニアみたいな人も多くいるように思えます。
経験談ですが、FXは手法マニアになってしまうとあまり勝てないんですよね。
私も一時期は手法を追い求めていた時期がありましたが、大して変わんなかったです。
FXは1円でも利益を残せれば”勝ち”なので、手法を追い求めるのではなく「勝つためにどんな手法を使えば効果的か」ということを考え続けた結果、
結局手法自体はシンプルで、後は資金管理と自分のメンタルの問題だという結論に至りました。
FXでうまくいかない人の多くは、
適当にエントリーし
負け
負けを取り返そうとして無茶なエントリーをし続け
結果資金を溶かしてしまう
のようなトレードをしている人だと思います。
このような人は資金管理とメンタル管理ができていないんですね。
気持ちはよく分かるのですが、相場はそう甘くありません。
いくら負けてようが、容赦なく逆方向に行きます。
この状態ではただガムシャラにギャンブルをやっているのと同じです。
感情を入れすぎたらギャンブルはダメになるというのは世間でもよく言われていることですよね。
なので、しっかりと自分を管理してもらいたいんです。
パチンコなどのギャンブルで勝ち続けている人も知り合いにいますが、そういう人に話を聞くと結局は資金管理を徹底して自分を管理していると言っていました。
FXでも同じで、極論を言えば、
どんな手法を使っていようが、ある程度優位性があるのであれば資金管理とメンタル管理を徹底すれば勝つことはできます。
なので、手法が絶対!とかは思わずに、資金管理と自分を管理することを意識して欲しいと思ってます(資金管理をすればメンタル管理は大体できます)。
ではどのように管理していくのか?それを今からお話していきたいと思います。
FXトレードにおける資金管理
資金管理
FXトレードにおける資金管理とは、私は「自分の資産に対して毎回のエントリーでどのくらいのリスクを取っていくのか」を管理することであると考えています。
FXのトレードでは毎回のエントリー時に自分でエントリーするロット数を決定することができるので、状況に応じてエントリーするロット数を調整していくことが資金管理に繋がっていきます。
例えば、資金10万円に対して10万通貨でエントリーする場合を考えましょう。
10万通貨ということは、100Pips動くと資金が10万円動くことになりますので、1Pips動くと1000円動くことになりますね。
例えば中長期トレードをする場合、相場にもよりますが一度のトレードで大体数十Pips~200Pipsくらい取っていくことになりますので、数十Pips動くことは承知の上でトレードをするべきです。
そして注意すべきことは、仮に数十Pips逆に動くとその時点で数万円の含み損を抱えることとなり資金の余裕がすぐになくなってしまうということです。
分かりやすく例を出すと、例えば10Ppis逆に行けば1万円の含み損、50Pips逆に行けば5万円の含み損ということになり、数十Pips逆に動いただけで資金の余力が少なくなっていることが分かると思います。もう少しかみ砕くと
10Pips逆行→含み損1万円(資金の10%が含み損状態)
50Pips逆行→含み損5万円(資金の50%が含み損状態)
ということになり、全体資金に対する損失の割合を考えると結構大きい損失であることが分かりますね。
果たして中長期でトレードする場合、このようなトレードが良いトレードであると言えるでしょうか?
私は良いトレードであると言えるとは思いません。中長期で考える場合数十Pips逆に動くことはザラにありますし、動く前提でエントリーします。
それで大きい含み損に対して一喜一憂して渋々損切をして損切をした途端に自分の思っていた方向に動き出した・・・なんてことになるのはおそらく目に見えています(笑)
ですので、まずは自分のエントリーに対して目標ライン(利確ライン)と撤退ライン(損切ライン)をあらかじめ決めて、決めたラインに基づいて資金に対するリスクを考えるべきです。
例えば、ドル円レート105.000でロングエントリーしたとして、利確を105.500、損切を104.500にしたとすると、50Pips逆行するのを想定して資金の何%のリスクを取るのか?を考えてからエントリーするロット数を決めます。
オススメなのは1回のトレードに対してリスクは3~5%で抑えるのが良いです(あくまで主観です)。
例えば5%で考えるとすると20連敗しない限りは全資金を失わないということになります(きちんとしたトレードをすればそんなこと中々ないですよね)。
そうすると、先の例で証拠金を10万円で考えるとすると、リスクを5%だとしてロスカットされた場合に10万円の5%、つまり5000円を失う計算になりますので、
50Pips逆行しても損失が5000円になるようなロット数、つまり1万通貨でエントリーすれば良いということになります。
FXはギャンブルではなく投資なので、常にリスクと向き合い徹底した資金管理を行うようにしましょう。
リスクリワード
FXトレードにおける資金管理を語るにあたって外せない考え方として、リスクリワードというものがあります。
リスクリワードとは、平均利益と平均損失の比率のことです。
例えば、複数回のトレードで平均40Pipsの利益が出て、平均20Pipsの損失が出ていたとすれば、リスクリワードは
40:20=2:1
ということになります。
また、損益率(レシオ)とは平均利益を平均損失で割った値のことで、リスクリワードと同じ意味になり、数学で言う期待値にあたる部分になります。
先の例で言うとレシオは2ということになりますね。
さらにリスクリワードに深く関わってくるのが勝率で、勝率とは勝ち回数を全体のトレード回数で割った値のことです。
例えば、10回トレードをして6回勝てば勝率は60%ということになります。
・リスクリワード:平均利益と平均損失の比率のこと
・損益率(レシオ):平均利益を平均損失で割った値のこと
・勝率:勝ち回数を全体のトレード回数で割った値のこと
リスクリワードと勝率がどのように深く関わっていくのか、例を挙げて説明します。
例えば、ロット数は固定だとして
手法A:利確10Pipsで損切90Pipsだが勝率は80%の手法
手法B:利確20Pipsで損切10Pipsだが勝率は50%の手法
があるとしたら、どちらが良い手法に見えるでしょうか?
それぞれ考察していきます。
まず手法Aについてですが、10 回トレードを行うと8勝2敗ですから、
利益は
8×10Pips=80Pips
損失は
2×90Pips=180Pips
となり、結果損益は
80Pips-180Pips=-100Pips
となります。
次に手法Bについてですが、10回トレードを行うと5勝5敗ですから、
利益は
5×20Pips=100Pips
損失は
5×10Pips=50Pips
となり、結果損益は
100Pips-50Pips=50Pips
となります。
手法Aは勝率80%にも関わらずトレードをすればするほど損失が増えていき(利小損大)
手法Bは勝率50%でもトレードをすればするほど利益は増えていきます(利大損小)。
つまりどういうことかというと、長期で考えると勝率だけ追い求めてもFXで利益を上げ続けるのは難しく、勝率とリスクリワードのバランスを考えることが重要だということです。
また、リスクリワードと勝率に関係する重要事項として、バルサラの破産確率表というものがあります。
この表は、「そのトレードを続けていくとどのくらいの確率で破産するか」を示しており、バルサラの破産確率表は資金に対する一定率のリスクを取った場合による破産確率を表しています。
上の表は資金に対して5%のリスクを取り続けた場合の破産確率を示しており、
例えば先の例に当てはめると手法Bでは破産確率は0.007%となっていて、破産する可能性はほぼないということが分かりますね。
理想のトレードはバルサラの破産確率の表において破産確率1%未満のところでトレードを繰り返すことであると言われており、
例えばリスクリワード2:1を意識すれば勝率は45%あれば十分だということに。
バルサラの破産確率の計算方法については本記事では割愛しますので、興味のある方は調べてみて下さい。
また、今回はリスクリワードをPipsでしか考えていませんが、金額で考えることも重要となってくるので、どのくらいの損失を許容できるか?を金額で考えることも忘れないようにしましょう。
FXトレードを行う際には、リスクリワードと勝率のバランスを考え、さらに資金管理を徹底することで自分のメンタルも管理することができストレスフリーなトレードができるようになるので、手法に走るよりもまずはこれらの内容をしっかりと踏まえておくことをオススメします。
勝率75-80%が見込めるFXの手法
資金管理についてしっかりとお話したところで、いよいよ私の手法を公開しようと思います。
手法概要
今回ご紹介する手法は、初心者の方でもすぐに理解できるようなシンプルな手法です。
トレンドができ始めるところを狙い、短期~中期(数分~数十分程度)の期間で取引を終えられるように順張り(上昇トレンドならロング、下降トレンドならショート)でエントリーします。
この手法のロジックを過去チャートで検証すると、統計的に勝率が75-80%見込めます。
インジケーターは単純移動平均線、MACDしか使用しませんので今日からでもすぐに理解できるでしょう。
単純移動平均線とMACDについてはご確認下さい↓。
・単純移動平均線:過去のある一定期間に遡り、その間のローソク足の終値の平均値を結んだ線のこと。短期線、中期線、長期線に分けられる。
・MACD:短期と中期(長期)の指数平滑移動平均線(単純移動平均線より直近のトレンドを反映させた移動平均線)の離れ具合を数値化し曲線で表したもの。MACDを移動平均線で表したものをシグナルと呼び、セットで使われる。
MT4設定
今回の手法を使うために、MT4の環境設定をしておきましょう。
単純移動平均線(SMA)
SMAインジケーターはMT4に標準で備わっています。
左側のインディケータ→トレンドから「MovingAverage」を選択し、右側のチャート画面にドラッグすると設定画面が開くので各項目を設定して下さい。
5日線、13日線、21日線を使用するので、
期間をそれぞれ5、13、21
移動平均の種別をSimple
スタイルを好きな色
にそれぞれ設定して下さい。
MACD
MACDのインジケーターに関しては、デフォルトのものとは少し異なる仕様になっていますのでこちらからダウンロードして使用して下さい。
MACD
1 file(s) 10.17 KB
以上を設定して下のような画面になっていれば設定完了です。
エントリー時の注意点
エントリーする際の注意点がいくつかあります。
注意点①:指標前後30分間はエントリーしない
指標は結果によっては大きく予想できない方向に動いてしまうことがあるので、相場が動き出すであろう指標前後30分間はエントリーしないようにしましょう。
注意点②:被せ足が来た時はエントリーしない
被せ足とは、現在のローソク足の実体と同じくらいの大きさの実体のローソク足が現れることです。
今回の手法ではトレンドに乗るような形でエントリーするので、どちらに動くかわからないような状態である被せ足が来た時はエントリーしないようにしましょう。
注意点③:決済後5分間は勝敗に関わらずエントリーしない
エントリーしすぎもよくないです。勝っても負けても決済が終わったら5分間はエントリーせず、次のチャンスを待つようにしましょう。
注意点④:MACDとシグナルがクロスしている時はエントリーしないのが無難
MACDとシグナルがクロスしているように見える時は、統計的に見るとエントリーしない方が勝率は上がりますので注意して下さい。
ただし、勝率を落としてもいいからエントリー回数を増やしたいと思っている場合はエントリーしても大丈夫です。
エントリー条件
エントリー条件です。チャートは基本的には5分足のローソク足チャートで大丈夫です。
以下の条件①~⑤をすべて満たせば勝率が75-80%見込めるエントリーポイントとなります。
条件①:5日単純移動平均線、13日単純移動平均線、21日単純移動平均線の順番、向きが揃っていて、5日線と13日線の間隔が広くない
※上昇トレンドなら上から順番に5日、13日、21日
下降トレンドなら下から順番に5日、13日、21日
条件②:MACDとすべての単純移動平均線の向きが同じ向きである
条件③:ローソク足のヒゲが13日線に触れている
条件④:ローソク足の実体が21日線に触れていない(ヒゲはOK)
条件⑤:ローソク足のヒゲor実体が5日線に触れた瞬間にエントリー
利確は5Pips、損切は4Pipsに設定してレシオを1.25に保ちながらOCO注文でエントリーするのがよいでしょう。
具体的にチャートで見てみると、下のようなポイントがエントリーポイントになっています。
白い縦ライン上にあるローソク足が5日線に触れた瞬間がロングのエントリーポイントですね。
条件はすべて満たしており、確かにエントリー後に上昇していることが分かるかと思います。
エントリーポイントの例をもう一つ。ショートのエントリーポイントの例です。
十字のローソク足が5日線に触れた瞬間がショートのエントリーポイントですね。
条件はすべて満たしており、エントリー後に良い感じに下がっていきました。
エントリーに関してはこれだけです。
意外とシンプルであなたは驚いたかもしれませんが、手法はシンプルで良いんです。
何度も言いますが、大事なのは資金管理。
今回公開した手法はかなりの優位性はあるので、あとはレシオを考えながら資金管理を徹底するよう心がけてみて下さい。
まとめ
大変長くなりましたが、今回は資金管理の考え方と優位性のあるトレード手法をあなたにしっかりとお伝えしてきました。
今回の内容をまとめると下のようになります。
・世の中にFXの手法は溢れかえっているが、優位性のある手法を選ぶべき
・手法よりも大事なのは資金管理
・勝率75-80%が見込める順張りトレード手法の紹介
・エントリーの注意点
・エントリー条件
かなり実践的な内容を書いたつもりなので、是非参考にして頂ければと思います。
今まで5回分の0からはじめるFX講座をやってきましたが、いかがでしたか?
FXの基礎知識から始まり、チャート分析の仕方、そして実際のトレード手法まで幅広く記事を書いてきました。
0からの状態でも少しはFXに対するイメージが湧いたのではないでしょうか?
講座自体は今回で終了としますが、FXに関する記事はこれからもどんどん書いていきますし、まだまだ講座だけではお伝えできていないことがたくさんあります。
あくまでも0からFXを始めるのに最低限の知識をつけるための講座としました。
基本知識はしっかりとここで学んで、これからは共にトレードの精度を上げていきましょう!
あなたと一緒に精度を上げられるよう様々な発信をしていきますので、
また是非ブログに遊びに来て下さいね。
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是非お気軽にお問合せ下さいね。
おーむら