どうもおーむらです、今まではわりと基本知識ばかり記事にしてきましたが、
今回からいよいよ実践的な内容の記事を書いていきます。
今回はFX講座の第3回目として、実際に取引口座を開設して取引を開始するまでの流れを解説していきます。
FX業者には国内FX業者と海外FX業者がある
今までの講座の中でもちょくちょく言ってましたが、FX業者には国内FX業者と海外FX業者があります。
では、国内FX業者と海外FX業者どちらを利用すればいいのか?ということについては、
私はどちらも利用すればいいんじゃないかなと考えています。
国内FX業者、海外FX業者にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
国内FX業者
基本的に取引方式はDD(OTC)方式を採用しています。
DD(OTC)方式とは、投資家とインターバンクの間にディーラーが介入する方式のことで、
トレーダーが出した注文がそのままインターバンクに通されるのではなく、一旦ディーラーが注文を決済する場合があります。
つまり、投資家の注文をどうするかはディーラーの裁量によることとなり、
顧客が不利になる状況が作り出されることも珍しくありません。
なので、国内FX業者ではスプレッド以外の部分で利益を出せるのでスプレッドの利益に頼る必要がなくなり、スプレッドがかなり狭いです。
スプレッドがかなり狭いのは国内FX業者の魅力ですが、その背景にはDD(OTC)方式が採用されているということを念頭に置いておきましょう。
また、ディーラーが介入することで約定スピードが遅かったり、スムーズに約定できなかったりすることもあります。
思い通りに取引ができないこともありますので、注意が必要となります。
レバレッジに関しては、2018年4月現在では25倍まで設定可能ですが、
金融庁が規制を検討しており最大レバレッジが10倍まで引き下げられる可能性が高いです。
なので、一気に利益を上げようと思ったら初期投資が多く必要になります。
また、追証があり、ロスカット水準も割と高い(50~100%程度が多い)ので、堅実に小さい利益を積み重ねていき
ゆる~く長期的な目で見て資産運用をするのであれば国内FX業者は向いているかと思います。
国内FX業者を使う最大のメリットとしては、信託保全が義務化されており、
業者に預けた資金の安全性が保障されているということが挙げられます。
日本国内で運営する以上、トレーダーの資金を全額補償する信託保全が必須項目であり、仮に業者が破綻したとしても預けた資産を持ち逃げされる心配は不要です。
なので国内FX業者では思う存分取引を楽しむことができるということなんですね。
ボーナスについては、キャッシュバックが一定額あるくらいで、あまり資金の足しにはならないことが多いです。
具体的に主要国内FX業者のボーナス情報を見てみると
ボーナス | |
GMOクリック証券 | 最大30,000円のキャッシュバック |
DMMFX | 最大20,000円のキャッシュバック |
外為オンライン | 最大5,000円のキャッシュバック |
YJFX! | 最大27,000円のキャッシュバック |
というように、ボーナスはそこまで多くはないです。
ただ、少しでも資金の足しにしたい!ということであれば、一通り口座だけ作ってキャッシュバックを貰っておくのは全然アリですね。
国内FX業者の代表例としては、以下のような業者があるので一通り口座開設しておくことをオススメします↓。
海外FX業者
基本的に取引方式はNDD方式を採用しています。
NDD方式とは、投資家とインターバンクの間にディーラーが介入しない方式のことで、
注文はFX業者を素通りしてインターバンクへと流れるので業者は顧客の注文を不正に操作することができません。
そのため、海外FX業者ではキャッシュポイントとしてスプレッドを広くする必要性があり、海外FX業者ではスプレッドが広いです。
また、NDD方式ではディーラーの介入が入らないので、スムーズに注文がインターバンクへと流れることとなり約定スピードは速いです。
レバレッジに関しては、888倍のようなハイレバレッジ取引まで行うことが可能なので、
たった数千円の証拠金しか用意できないとしても、大きなポジションを持つことができます。
例えば、1ドル=100円の場合、ドル/円を1ロット(1万通貨)取引したいとすると必要な証拠金は
国内FX業者(レバレッジ25倍):40,000円
海外FX業者(レバレッジ888倍):1127円
となります。
レバレッジが25倍と888倍では必要な資金が35.52倍も変わってくるので、
もしあなたが少額から大きなポジションを持ちたいということであれば、海外FX業者は非常にオススメすることができます。
ただ、少額で大きなポジションを持つと消えるのも一瞬ということはしっかりと頭に置いておきましょう。
しかし、海外FX業者では追証がなく、ロスカット水準も低く(0~20%程度が多い)、
さらに仮に残高がマイナスになったとしてもゼロカットシステムがカバーしてくれるので、借金する心配もありません。
なので、少額からどんどんトレードにチャレンジできる環境が整っていると言えるでしょう。
信託保全に関しては、海外FX業者では信託保全が義務化されていません。
ただ、運営資金と顧客資金の分別管理は義務化されており、顧客資金を運営資金に流用させることはできなくなっているものの、
分別管理だけでは顧客資産の安全性は保障されていないので、業者が倒産すると持ち逃げされてしまうこともあり得ます。
なので、信託保全をしている海外FX業者を選ぶことが資産のリスク管理に繋がります。
日本と同じように全額信託保全のある業者もあれば、投資家補償基金(ICF)に加盟しており一部の資金を信託保全してくれる業者もあるので、慎重に業者選びをするようにしましょう。
信託保全がある海外FX業者は以下のような業者です↓。
XM | 全額信託保全 |
---|---|
FBS | 全額信託保全 |
LANDFX | 5万ユーロ(約650万円)までの信託保全 |
iFOREX | 2万ユーロ(約260万円)までの信託保全 |
TradersTrust | 2万ユーロ(約260万円)までの信託保全 |
ボーナスに関してですが、海外FX業者のボーナスは豪華です。
何と言っても魅力的なのが海外FX業者では主流の入金ボーナス。
自分が入金した金額の一定%を実際の取引に使えるボーナスとして受け取ることができるんです。
例えば、XMでは、入金額の100%ボーナスが貰える上、その後も最大5,000ドル(約50万円)に達するまで入金額の20%がボーナスとして貰えます。
例えば、XMに10万円を入金した場合、100%入金ボーナスで10万円を受け取れるので実際に取引で使える金額は20万円となります。
単純に入金しただけで自分の資産が2倍になったのと同じになるんですね。
さらに、口座を開設するだけで3,000円が貰えるなど、入金ボーナス以外にもボーナスは貰えるのでかなりお得です↓。
ボーナスのある海外FX業者には次のような業者があります↓。
ボーナス | |
XM | 入金ボーナス1:入金額の100%(上限500ドル) 入金ボーナス2:入金額の20%(1と合わせて上限5,000ドル) 口座開設ボーナス約3,000円 |
FBS | 初回入金ボーナス100%(上限20,000ドル) 2回目入金ボーナス(上限20,000ドル) ※2回目の入金までボーナスが適用 口座開設ボーナス約14,000円 |
LANDFX | 入金ボーナス30% ※受取額が5,000ドルになるまで受け取れる |
iFOREX | 初回入金ボーナス100%(上限1,000ドル) |
※ボーナス自体は出金できず、それにより得た利益から出金できます。
代表的な海外FX業者は以下のような業者になりますので、一通り口座開設しておくことをオススメします↓。
XM
FBS
LANDFX
iFOREX
国内FX業者と海外FX業者比較まとめ
以上の内容を踏まえて、国内FX業者と海外FX業者の比較をまとめると下のようになります。
さらに補足的な内容として、海外FX業者では取引プラットフォームとしてMT4がほとんど導入されているので、MT4の使い方さえ覚えてしまえばどこの業者でも同じ感覚ですぐに取引できるということも嬉しいですね。
また、税金に関しては
国内FX業者では申告分離課税が適用され税率は利益額の一律20%
海外FX業者では雑所得(総合課税)が適用され税率は稼いだ額によって変わる
となっており、目安としてはだいたい330万円でどちらが得か切り替わると捉えておくとよいでしょう。
利益が330万円以下なら海外FXの方がお得
利益が330万円以上なら国内FXの方がお得
国内FX業者と海外FX業者のどちらの業者を選んだとしても日本に居住している以上は税金を支払わなければならないので、基本的な税金の仕組みだけ理解しておけば問題はないでしょう。
XMの口座開設をしてみよう
国内FX業者と海外FX業者の違いがある程度分かったところで、
実際に口座開設をしてみましょう。
今回は例としてボーナス待遇がかなり良いXMで説明します。
①XMのサイトにアクセスする。
こちらのリンクから、XMの登録ページにアクセスします。
②必要事項を記入します。
氏名、居住国、希望言語、電話番号、メールアドレスを個人情報として入力し、
取引プラットフォームタイプはMT4、口座タイプはスタンダードでよいでしょう。
ステップ2でも必要事項を全て記入していきます。
氏名をカタカナで入力し、生年月日を選択します。
住所は本人確認書類と同一表記にする必要があります。
都道府県・市、番地・部屋番号、区町村・町名は英語表記入力なので書き方が反対になることに注意です。
また、番地・部屋番号は15文字以内の入力にする必要があるので、番地と部屋番号のみで大丈夫です。
取引口座詳細、投資家情報を入力します。
ちなみに投資額は5-20,000を選択すると最大レバレッジ888倍で取引できるようになります。
最後にあなた自身で決めたパスワードを入力してチェックボックスに2つチェックを入れ、リアル口座開設をクリックします。
③メールアドレスの確認をします。
登録したメールアドレスに「Eメールアドレスをご確認下さい。」と書かれたメールが届きますので、それをクリックすると正式にリアル口座開設が完了となります。
そして、登録したメールアドレスにMT4(MT5)のIDとサーバー番号が書かれたメールが届くので、この情報を元に会員ページにログインすることが可能となります。
④本人確認書類を2種類アップロードする
今までの手順でリアル口座は開設されましたが、実際に入金をして取引を開始するためには本人確認を済ませる必要があります。
メールに届いたログインID、自分で設定したパスワードを入力し会員ページへアクセスします。
画面上の「書類のアップロード」か「今すぐ口座を有効化する」のどちらかをクリックします。
そして本人確認書類をアップします。
身分証明書の例としては以下のようなものです。
下記のいずれか1点をアップロードします。
・運転免許証
・パスポート
・マイナンバー(住所証明書との併用不可)
・住基カード
・外国人登録証/在留カード
・写真付き障害者手帳
住所確認書類の例としては以下のようなものです。
発行日より6ヶ月以内のもので下記のいずれか1点をアップロードします。
・健康保険証
・マイナンバー(本人確認書類との併用不可)
・公共料金請求/領収書
・電話料金明細/請求書
・クレジットカード・銀行明細/請求書
・住民票
・納税関係書類
スマホのカメラで写真を撮ってアップロードしてもOKです。
全てのアップロードが完了すると、早い時で数時間後、通常1~2営業日(土日祝祭日は休業)で有効化されます。
⑤ボーナス受け取り請求をする
本人確認書類提出後、口座が有効化されるとマイページ上に3000円ボーナス受け取り請求ボタンが表示されます。
30日以内に請求しないとボーナスが消滅してしまうので、忘れずに受け取り請求するようにしましょう。
⑥入金をする
最後に、入金をすれば取引が開始できます。
入金はマイページへログイン後、「入金」ボタンから行います。
入金手段はクレジットカードが反映も早いのでオススメです。
入金方法を選んで指示に従いながら入金し、下記の画面が表示されたら入金完了です。
これでやっと取引ができる準備がすべて整いました。
FXの取引口座についてのまとめ
今回の内容をまとめると次のようになります。
・FXの取引業者には国内FX業者と海外FX業者がある
・資産を長期的に少しずつ運用するなら国内FX業者で十分
・少額の資産で大きなトレードをしたいなら海外FX業者を使用するべき
・海外FX業者は使用するメリットが多く、ボーナスも多いのでオススメ
・XMの口座の開設方法
結論を言うと、海外FX業者は非常にオススメです。
今回例に出したXMは全額信託保全もされていますし、メリットの部分が圧倒的に多いです。
しかも口座は複数開設できるので、使い分けにも便利なのでXMは開設しておくことをオススメします。
この記事に関する質問やおーむらへのお問い合わせはコチラで受け付けていますので、
是非お気軽にお問合せ下さいね。
ここまで読んで頂きありがとうございました!次回は、いよいよチャート分析やMT4について解説するので、合わせてお読み頂ければと思います↓。
おーむら