どうもおーむらです、今回から複数回に渡ってFXについての記事を書いていこうと思います。
おーむらのプロフィールでも書いていますが、私はFXをやっており、
日々資産を運用しながらコミュニティもやっていて、セミナー経験もあります。
最近では仮想通貨が流行っているということもあって投資に興味を持つ人も増えてきたみたいで、そんな方たちからちょくちょくFXに関する相談も受けるようになってきました。
私としてはFXに興味を持ってくれる人が増えてくるのは嬉しいですし、
一緒にワイワイトレードできたらいいなぁと日々思っているので、
一度しっかりとFXについて記事にまとめようと思います。
あなたがもし
FXってよく聞くけどイマイチ分かってない
FXの始め方が分からない
FXはギャンブルとほぼ一緒だと思っている
としても、全くの0の状態から
よし!FXについて理解できたし早速はじめてみるぞ!
と思えるように複数回に渡ってFX講義をしていきますので、
是非すべての記事を読んでみて下さい。
今回は0からはじめるFX講座の第1回目として、
FXとは何か、FXの全体像について解説していきます。
この記事の目次
FXとは?
FXとは、Foreign Exchangeから作られた短縮形の造語であり、
日本語に直すと
外国為替証拠金取引
外国為替=異なる2国間の通貨を交換(両替)すること
証拠金=取引業者に預けるお金のこと
のことを言います。
つまり、FX取引業者にお金を預けてある2国間の通貨を両替し利益損益を得るのがFXというイメージです。
もっとわかりやすくするために、海外へ行く時を想像してみて下さい。
おそらく海外へ行く時は、日本円を行く国で主に使用される通貨へ両替して持っていきますよね?
例えば、アメリカへ1万円持っていきたい場合は日本円である1万円をアメリカの主要通貨である米ドルへ両替する必要があります。
では、1万円を米ドルへ両替すると何ドルになるのでしょうか?
Googleで「米ドル」と検索してみると、現在のおおよそのレートが検索結果に出ます。
この場合、1万円を米ドル換算するためには1万を109.229929で割ればいいので、
10000÷109.229929≒91.55
となり、1万円は約91.55米ドルということになります。
では1米ドルの値は固定なのでしょうか?
明日も明後日も1年後も1米ドル=109.229929円なのでしょうか?
答えはNoですね。
昔は日本でも1米ドル=360円という固定相場制でしたが、
1971年にアメリカでドルと金の交換を停止したことで固定相場制が崩壊しました。
その後に米ドルと各国の通貨の為替レートを調整することで再び固定相場制が復帰したのですが、1973年までに主要国が変動相場制に移行し、
現在ではほとんどの国が変動相場制を導入しています。
つまり、1米ドル=109.229929円というのは日々変動しています。
もっと言うと、秒単位でも変動しています。
現在の1米ドルの値と1秒後の1米ドルの値は変わっているかもしれないんです。
このように、1米ドル=〇〇円というようなある2国間の通貨が両替される際の比率を為替レートと呼びますが、
為替レートが変動する外貨を売買することで利益損益を出すのがFXです。
じゃあどうやって利益損益を出すのか?例を挙げながら考えていきましょう。
分かりやすくするために、1米ドルの値はキリの良い数字で考えることとします。
例えば、1米ドル=100円の時に1米ドルを日本円で買ったとします。
この時、100円払って1米ドルを買ったので手元にあるのは1米ドルということになりますね。
そして為替レートが変動してしばらく日が経ち、レートを確認すると1米ドル=110円になっていました。
するとどうでしょうか?
手元に1米ドルがありますが、同じ1米ドルでも以前買った1米ドルより10円高い価値となっています。
つまり、今持っているこの1米ドルを売り払うと、
110円-100円=10円
となり、10円利益が出ます。
逆に、1ドル=90円になった時に売り払うと、
90円-100円=-10円
となり、10円損失が出ます。
これがFXであり、つまり、FXでは
「買い」で入るなら決済時のレートが現在のレートより上がれば利益となり、下がれば損失となります。
では、FXでは「買い」しかできないのでしょうか?
いいえ。そんなことありません。FXでは「売り」から入ることもできます。
例えば
1米ドル=100円の時に1米ドルを日本円で売り、後日1米ドル=90円になった時に買い戻すと、
100円-90円=10円
となり、10円の利益が出ます。
逆に、1米ドル=110円になった時に買うと
100円-110円=-10円
となり、10円の損失が出ます。
つまり、FXでは
「売り」で入るなら決済時のレートが現在のレートより下がれば利益となり、上がれば損失となります。
もう分かるかもしれませんが、
FXの取引では「買い」と「売り」がセットであり、
FXは「買い」で入っても「売り」で入っても利益を上げられるのです。
FXはどこで取引をするのか?
では、一体どこで取引をするのか?
わざわざ外貨両替所へ毎回行って両替するわけではありません。
インターネット上で取引業者へお金を預けて取引をします。
そのためには、取引業者で口座を開設する必要がありますが、取引業者は多数あります。
私がオススメしているのは国内ではYJFX!で海外ではXMです。
XMは登録するだけでとりあえず3000円貰えるのでまずはFXをやってみたいという方にオススメです↓。
口座開設についてはこちらの記事で解説しますが、口座開設ができたらいざ取引!ということになります。
でも、いざ取引するにしても現在の為替レートの状況が分からないと取引しにくいと思いませんか?
その問題を解決するために、トレーダーは基本的にチャートと言われる取引業者が様々なグラフで現在の為替レートを示してくれるものを見ながら取引をします。
例えば下のようなものがチャートです。
上のチャートは1分毎に為替レートの状況が表示されるチャート例です。
ただ、1分毎のチャートだけではなくて5分毎、1時間毎といったように様々な時間毎で表示できるチャートもあります。
こういったチャートを見ながらポイントを捉え、取引をしていくことになります。
ちなみにチャートには数種類あって、下図のようにバーチャート、ローソク足チャート、ラインチャートなどがあります。
私がいつも使っているのはローソク足チャートで、ほとんどのトレーダーがローソク足チャートを使っているようです。
ローソク足チャートに関してはこちらの記事で詳しく説明しているので参考にして下さい。
今までの内容をまとめると、FXで売買を行うためには以下のステップで行うことになります。
Step1.取引業者で口座を開設する
Step2.開設した口座にお金(証拠金)を預ける
Step3.チャートを見ながらポイントを捉え預けた証拠金で売買を行う
FXでの注文方法
FXで売買を行うまでのステップはお分かり頂けたかと思いますが、FXでは様々な注文方法がありますのでご紹介します。
ちなみに、あるポイントで買いまたは売りで入ることを一般的にエントリーと呼ばれており、入ったポイントはエントリーポイントと呼ばれます。
また、「取引」とは注文一つ一つが取引にあたります。
成行(なりゆき)注文
値段を指定せずにその場その場で判断してエントリー&決済する注文です。
つまり、今この瞬間の為替レートで発注する注文方法です。
指値(さしね)注文
あらかじめ値段を指定し、為替レートがその値段に到達すれば取引が成立するという注文です。
例えば、「今は1米ドル=100円だが98円まで下がったらピンポイントで買いたい」というように、
現在のレートよりも安いレートでピンポイントで買いを入れて高く売りたい時に便利な注文方法です。
逆指値注文
現在のレートよりも不利なレートを指定して発注する注文方法で、「価格が上昇し、指定した値段以上になれば買い」または「価格が下落し、指定した値段以下になれば売り」とする注文です。
例えば、1米ドル=100円の時に買っていたが、為替相場の急激な変動で1米ドル=98円になったとすると、逆指値注文を入れていない場合は2円の幅分だけ損をすることになりますよね。
しかしあらかじめ逆指値注文を99円で入れていた場合、価格が下落し指定した値段である99円で売られるので、損失は1円の幅分だけで済みます。
このように、損失を抑えるために逆指値注文を使うのが便利です。
IFD注文
もし取引1が成立したらその後すぐに取引2を発注する注文です。
つまり、新規注文と決済注文を自動で行ってくれる注文方法です。
例えば、1米ドル=100円の時に99円で指値の買いの新規注文を発注し、101円で指値の決済注文も発注しておくと、1米ドル=99円になった時に自動で買い注文が入り、その後1米ドル=101円になった時に自動で売り注文が入ります。
このように、一度の発注で取引が完了できるのでチャートをあまり見られない人にはオススメの注文方法となっています。
OCO注文
種類の異なる2つの注文を出しておいて、片方が約定(やくじょう、売買が成立すること)したら一方は自動的にキャンセルする注文です。
例えば、1米ドル=100円の時、上がることを想定した1つ目の注文は101円で売り指値注文を入れ、2つ目は下がることを想定して99円で売り逆指値注文を入れるとします。
相場が上昇して101円の売り指値注文が成立した場合、99円の売り逆指値注文は自動的にキャンセルされ利益が確定します。
逆に相場が下降して99円の売り逆指値注文が成立した場合、101円の売り指値注文は自動的にキャンセルされ損切が行われます。
このように、自動的に利確ポイントと損切ポイントを両方指定したい時に便利な注文方法です。
IFO注文
IFD注文とOCO注文をセットで出す注文です。最初の注文とその注文が約定した後の注文をセットで出すことができます。
あらかじめシナリオを想定してセットしておくイメージです。
例えば、1米ドル=100円で買いの新規指値注文するとします。そして2つのシナリオを用意して以下の注文をあらかじめセットしておきます。
シナリオ1:新規注文が約定した場合を想定して、1米ドル=102円の利益確定の決済指値注文
シナリオ2:新規注文が約定した場合を想定して、1米ドル=95円の損切のための逆指値注文
この場合、1米ドル=102円になればシナリオ1の指値注文が行われ利益を確定させ取引を終了させます。
逆に1米ドル=95円になるとシナリオ2の逆指値注文が行われ損切を行い取引を終了させます。
このように、あらかじめ条件をセットしておくことで最初から最後まで取引を自動で行うことができ、チャートがあまり見られない人にとっては大変便利な注文方法となります。
こんなところでしょうかね。
ちなみに私は短期だとOCO注文、中長期だとIFO注文をよく使ってます。
実際にトレードをしながら注文方法は覚えていくので、是非色々な注文を試してみて下さい。
FXのメリットとデメリット
FXの始め方が分かったところで、FXのメリットとデメリットについて少しお話しておきましょう。
まずFXのメリットとしては
1.24時間取引できる(土日は除く)
2.「買い」でも「売り」でも入れる
3.少額の資金から始めることができる
4.手数料が安い
などです。
それぞれについてコメントしていきます。
メリット1.24時間取引できる(土日は除く)
土日でなければ祝日でも取引できます。ただ動きが鈍いことが多いのでやりにくいですが・・・
メリット2.「買い」でも「売り」でも入れる
売り買いどっちでもできるのでチャンスが多いということですね。その分しっかりとポイントを見定める必要があります。
メリット3.少額の資金から始めることができる
これについてはかなりメリットです。
FXではレバレッジという、たとえ少額の資金しか口座に入れていなくても大きな資金を動かしているのと同等に扱えるシステムがあり、国内口座だと数万円、海外口座だと数千円から始められるのでかなりリスクを抑えながらFXを始めることができます。
詳しくはこちらの記事で書いていますので、参考にして下さい。
メリット4.手数料が安い
売買する時には手数料がかからない業者も結構あり(スプレッドという実質手数料みたいなものなのはかかりますが)、これはメリットではないでしょうか。
次にデメリットです。
FXのデメリットとしては
1.リスクがある
2.エントリーしないと利益にならない
などです。
デメリット1.リスクがある
FXでは様々なリスクがあり、具体的には以下のようなリスクがあります。
為替変動リスク・・・為替変動によって損失が大きく出る
カントリーリスク・・・国の社会情勢の急変によって為替が大きく変動する
流動性リスク・・・マイナー通貨はトラブルが起こることがある
信用リスク・・・取引業者が倒産してしまう可能性はなくはない
システムリスク・・・取引業者のシステムトラブル
このようなリスクは常にあるということを念頭に置きながら取引をする必要があるので注意が必要です。
ここでもしかしたら、あなたはリスクがあることに対して恐怖心を抱いてしまったかもしれません。
確かに、投資にリスクは付き物ですが、
FXでは投資家保護のためにほぼすべての取引業者に最悪の損失を避けるための仕組みとして追証(マージンコール)とロスカット(強制決済)の制度があります。
詳しくはこちらの記事で解説していますが、簡単に説明すると口座残高がある一定水準を下回ると自動的に損切がされるイメージです。
なので、よっぽどのことがない限りは最悪の事態は避けられる可能性が高く、
リスクに対してもしっかりと向き合っていけるような制度となっているので覚えておきましょう。
デメリット2.エントリーしないと利益にならない
これに関しては、簡単に言うと機会損失の話です。
例えば、めっちゃ良いポイントが来てたけど仕事で売買ができず利益が取れなかったといったような感じのことです。
どれだけ良い手法を勉強したとしても実際にエントリーしないと利益は発生しないので、見てるだけじゃなくてエントリーしていきましょう、ということです。
まぁ、これに関しては一人でやってると機会を逃しやすいのでトレード仲間を作ってリアルタイムで情報共有しながらトレードするのが一番手っ取り早いです。
私がトレードコミュニティを作っている理由の一つでもあります。
FXのトレードスタイルについて
だいぶFXについて解説してきましたが、今回の講座の最後の内容としてFXのトレードスタイルについてお話しておきます。
FXには大きく分けて3つスタイルがあって、
1.スキャルピングトレード
2.デイトレード
3.スイングトレード
の3つです。
詳しく説明していきます。
1.スキャルピングトレード
エントリーから決済までの時間が数秒~数分・数十分間と短い。短期目線で小さい利幅を狙うトレードスタイルです。
短期で小さい利幅を狙っていくので、売買の回数が多くなります。人によっては1日に数百回取引をする人もいます。
2.デイトレード
エントリーから決済までの時間が数時間~1日とその日のうちに全てトレードを終えて翌日まで持ち越さないというトレードスタイルです。
おそらくメンタル面でもデイトレードがかなり楽なんじゃないかなぁと思います。しっかりと自分の手法が確立してくれば非常にやりやすいスタイルです。
3.スイングトレード
エントリーから決済までの時間が長期間。長期目線で大きい利幅を狙うトレードスタイルです。
長い人だと数ヶ月間、数年間決済をしないという人もおり、一撃を大きくしたいという人向けのスタイルです。
このように色々なスタイルはありますが、どのトレードスタイルでやるかは自分に合ったトレードスタイルを選ぶべきで、具体的には
ライフスタイル・・・どのくらいチャートに張り付けるのか?
性格・・・エントリーして放置してたらどのくらい気にしてしまうのか?
狙いたい利幅・・・どのくらいの金額を稼ぎたいのか?
リスクの許容範囲・・・どのくらいのリスクを取れるのか?
といったようなことを考えて選択すればいいです。
例えば、仕事が多忙な人はチャートに張り付かないといけないスキャルピングはあまり向かないでしょうし、エントリーしてしまったら気になってしょうがないという人は中長期的なトレードは向かないということです。
自分をしっかりと見つめてどのスタイルが自分に一番合っているのかを考えてから選択するようにしましょう。
ちなみに私は元々はスキャルピングばかりやってましたが、他のことも色々とやりたくなったので中長期のデイトレ、スイングへ移行しました。
なので、どのスタイルもわりとお話できますので何か気になる点があればいつでも聞いてくださいね。
FXの全体像まとめ
以上、かなり長くなりましたがFXについて色々とお話してきました。
今回の講座内容をまとめると
・FXとは異なる2国間で通貨の両替を行って利益損益を得ること
・取引を行うためには取引業者の口座開設をする必要がある
・開設した口座へお金を預けてチャートを見ながら注文を出し売買を行って利益を出す
・トレードスタイルは短期トレード、中期トレード、長期トレード3つのスタイルがあり自分に合ったスタイルを選択する
という感じです。
FXについての基本事項はこの記事を読むだけで理解できると思いますので、是非何度も読み返して頂ければと思います。
この記事に関する質問やおーむらへのお問い合わせはコチラで受け付けていますので、
是非お気軽にお問合せ下さいね。
ここまで読んで頂きありがとうございました!次回は、FXに関する基礎知識を詳しく説明していますので、合わせてお読み頂ければと思います↓。
0からはじめるFX講座②~FXに関する基本知識をわかりやすく解説!~
おーむら