どうもおーむらです、FXの基本的な考え方やロジックは
全5回に渡るFX講座で説明したので、今回は検証について記事にしようと思います。
FXに関するまとめ記事はこちら↓
この記事の目次
過去のFXチャートを検証することは重要である
FXで未来の相場を予想する際、適当に予想しても勝ち続けることは困難です。
なぜなら、人は中々損切をすることができないから。
人は中々損切をすることができないという真理については、一般的に次のことが言えます。
人は自分の予想以上の損失を目の当たりにすると、「予想以上の含み損を抱えている状態」を中々受け入れることができず、中々損切をすることができない。
この「予想以上の含み損を抱えている状態」になってしまう原因はいくつかあり、
例えば次のようなことが原因として挙げられます。
・レバレッジをかけすぎている
・損切を設定していない
・損をすることは悪だと思い込んでいる
などなど
色々原因が挙げられると思うのですが、「予想以上の含み損を抱えている状態」になることは、未然に防ぐことができます。
では、どのようにして防ぐのか。その方法は、
事前にinとoutを明確にした上で、
あらかじめ許容範囲の損失を把握しておくこと
です。
あらかじめ損失を想定してトレードをすることで、
予想以上の損失が出ることを防ぎ、パニック状態に陥ることを防ぐことができます。
また、メンタルを適正に保ちながらトレードに臨むことができ、
仮に損失が出たとしても失敗の分析をしやすくなり、
損をすることが悪だとは思わなくて済むのです。
以上のことを踏まえると、トレードをする際には、自分なりのルールをきちんと決めた上でinとoutを明確にし、かつ損失を出しにくくするためにある程度優位性のある手法を使ってトレードをするべきなのですが、
トレード手法に優位性があるかどうかは検証をすれば確かめることができます。
では、なぜ検証をすれば確かめることができるのか?
その答えは、「チャートは人間が作り出しているものだから」です。
現在の人間の脳の根本的な部分は、昔の人間の脳の根本的な部分とそこまで変わらない作りになっています。
チャートは世界中の投資家が常に売りか買いかを考え注文を出すことによって作り出されていくもので、
買いたい人が多ければ相場は上がるし、売りたい人が多ければ相場は下がりますよね。
つまり、チャートとは様々な投資家の売り買いの思考が目に見える形で表された集合体であり、
昔も今も、人間である投資家の脳の根本的な部分は変わっていないので、
昔も今も同じような集合体になるのです。
では、未来ではどうでしょうか?
人間が同じような形で生まれる以上は脳の根本のつくりはこれからも変わらないでしょう。
投資家がチャートを作り続ける限りは、未来のチャートにも過去や現在と同じような形のチャートが度々現れるのです。
なので、あらかじめ過去のチャートを検証し、ある程度優位性があるということを確かめておけば、未来の予想でもある程度有利に立てるということになります。
しっかりと過去チャートのパターンを検証し、「同じパターンが来ればこう攻める」ということをあらかじめ知っておくことで、勝率はぐんと上がるし、パターンが崩れれば損切も素早くできる。
逆にパターンを全く知らなければいつまで経ってもギャンブル状態ですし、勝ち続けることは相当難しいです。
なので、まずは「勝ちやすいパターン」を検証で探しましょう。
パターンを知っていくという統計学的な目線を持ちながら過去チャートを検証するということが優位性を確かめる上で重要なことなのです。
MT4でのFX過去チャート検証方法
では、具体的にMT4でのFX過去チャートの検証方法を説明していきます。
MT4についてはこちらの記事にまとめてありますので、よければ参考にして下さい↓
ヒストリカルデータを準備
検証をするためには過去のチャートを取り込まないことには始まらないので、MT4に約10年間分の過去チャートを取り込む方法を説明します。
MT4に元々入っている過去データは質が悪く、他社の証券会社から過去データを入手して取り込むのが良いです。
オススメはFXDDで、過去10年以上のデータを取り込むことができます。
私は検証用のMT4として、FXDDのデモ口座を作りました。
以下、手順です。例としてEUR/JPYの過去チャートを取り込んでみましょう。
こちらから、ヒストリカルデータをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍し、任意の場所に.hstファイルを用意しておきます。
MT4への1分足ヒストリカルデータ取り込み
「ファイル」→「データフォルダを開く」から、historyフォルダ→口座のフォルダへいき、「EURJPY.hst」関連ファイルをすべて削除し、MT4を再起動します。
MT4を再起動し、メニューバーの「ツール」→「オプション」から、「チャート」タブを開き、ヒストリー内の最大バー数、チャートの最大バー数にそれぞれ「9999999999999999」と9を最後の桁まで入力し「OK」をクリックします。
そして再び「ツール」→「オプション」から「チャート」タブを開き、3枚目の画像のように数値がなっていれば完了です。
ヒストリーセンターへ1分足データをインポート
「ツール」→「ヒストリーセンター」を開きます。
ヒストリーセンターの通貨ペアから該当する通貨ペア(ここではEURJPY)をクリックし、「1分足」をクリックして「インポート」をクリックします。
先程ダウンロードしたファイルを参照します。
スクロールして時間が2005年まで表示されていればOKです。
ヒストリーセンターの画面に戻り、スクロールバーを下げ、
こちらも2005年1月のデータになっていれば「閉じる」をクリックしてください。
1分足以外のヒストリカルデータを作成
MT4を再起動し、「ファイル」→「オフラインチャート」を開き、
「EURJPY,M1」を選択し「開く」をクリックします。
左のナビゲーターの「スクリプト」→「PeriodConverter」を選択し、
開いたオフラインチャートへドラッグアンドドロップして画像と同じようにチェックを入れます。
5分足のデータを作成します。
「パラメーターの入力」タブから値を「5」に変更し、「OK」をクリックします。
15分足以降も同じように作成します。
再度ナビゲーターの「スクリプト」→「PeriodConverter」を選択し、
開いたオフラインチャートへドラッグアンドドロップすると以下の画面が表示されますが、「OK」をクリックします。
同様にチェックを入れ、「パラメーターの入力」タブから値を「15」に変更し、
「OK」をクリック。
これを繰り返します。
30分足はパラメーターの値を「30」
1時間足はパラメーターの値を「60」
4時間足はパラメーターの値を「240」
日足はパラメーターの値を「1440」
と入力して下さい。
確認のため、メニューバーのファイル→オフラインチャートを開き、
EURJPYのすべての時間足で2005年1月~直近1~3日前のデータになっていれば完了です。
確認ができたらMT4を再起動します。
MT4で過去チャートを検証
再起動したらチャートを開き、Shiftを押しながらEnterボタンを押すと日時を指定できるので、検証したい日時を2005年1月10日以降から指定します。
日時を指定すると過去のチャートを検証することができます。
以上で作業は全て完了です。
お疲れ様でした。
まとめ
今回の記事では、検証の重要性とMT4での検証のやり方を解説しました。
勝ち続けているトレーダーは日々の過去チャートの検証を怠らず、
さらに1回1回のリアルトレードも徹底的に分析しています。
私も今まで数百万円かけて色々な人に投資を教わってきましたが、
私が実際に教わった億トレーダーの人でさえ毎日検証を続けています。
投資に負けは付き物ですが、
いかに負けを少なくできるか
いかに自分の知っているパターンに落とし込めるか
が勝ち続けるための近道であるので、あなたも是非MT4を活用してチャート分析を行ってもらいたいと思っています。
是非色々なロジックを元に過去チャートを徹底的に検証してみて下さい。
もし何を検証したらいいか分からないのであれば、
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で公開しているロジックを検証してみて下さい。
検証してみた感想などお待ちしております!
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おーむら